ゴッホのようになって欲しくない

2023/10/30

ポスト印象派を代表する画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。

有名な作品の一つに日本の保険会社が
53億円で落札した「ひまわり」があります。

この値段だけ聞くと
ゴッホは、とても成功した画家のように思えるのですが
ゴッホが描いた絵は、生前ほとんど売れず、一節には売れた絵は1枚だったと言われております。

この事実を知らなければ
ゴッホは、とても成功した画家に感じられるのですが
この事実を知ったら、どうでしょうか?

 

無くなった後に評価されても
全く意味がない。

それが私の考えです。

私は、紅型職人である父が、ゴッホのようになって欲しくない。
と強く願っております。

紅型職人である父は
琉球王朝時代の紅型を原点に
自分の美学を表現し続けた職人です。

そんな父が、販売する為ではなく
美しさを表現する為に
コンクールなどへ出展用として制作した紅型(着物)には、
本当は、値段などつける事ができません。

強いて、価格をつけるとしたら
最低でも1000万円以上の価値があると信じております。

10月31日から始まる
父の個展を目前にして
父の着物が、1/3以下の価格で販売されようとしております。

ゴッホが生前に売れなかった原因として
ゴッホの作風が時代が追いついていなかった。と言われております。

もし、父の作品が時代に追いついていないのであれば
私がSNSの力を使い、
時代を追いつかせる。

それが、私の役目ではないかなと思います。

それだけの価値が、紅型職人である
金城昌太郎が制作した着物にはあります。