それは、父が制作した着物達です。
貧しくても良いからと、
注文を一切受けずに
自分の美学を貫き制作した着物達は
世界に1点しかないだけでなく
紅型職人、金城昌太郎の情熱の結晶だと、私は感じております。
そのような着物達に
値段をつける事など、私には出来ないのですが
今、その着物達が、着物市場もビックリの激安価格で販売される危機になっております。
その価格、200万〜250万・・・
販売目的で制作した商品ではなく
コンクールに出展した完全1点品の着物が
200万円って
着物好き、紅型好きな方からしたら
どの位、破格か。と言う事は、容易に想像できるはずです。
ましては、市場価格と比べて「安いから」と言う理由で購入する方には、絶対に売りたくないです。
もし、販売するのであれば
金額と言うよりも
この着物の価値をしっかりわかって頂ける方に譲りたい。
それが、父が制作した着物を宝物と感じている
私の唯一の願いです。
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