なぜ、紅型職人の父に憧れるのか。

2023/10/27

一言で、言うと
無謀だと思える事を「有言実行」したからです。

何を「有言実行」したか。と言いますと

【貧しくても良いから。と覚悟し、自分の美学である「琉球王朝時代の美学の美しさ」を追求して表現した】

と言う事です。

 

さらに具体的にお伝えすると
琉球王朝時代の美学の美しさを追求する為に
貧しくても良いからと覚悟し
一般のお客様からだけではなく、問屋さま、小売店さまからも注文を受けずに
自分が制作した作品で気に入った作品を購入してもらう。と言う販売スタイルを貫き通した事。

これは、
自分が創りたい作品だけ、創れると言うメリットがある反面
自分が創った作品が、お客様(世間一般)に受け入れて貰えなければ
生活が成り立たなくなってしまう。と言う事です。

紅型職人である父は
お客様からの注文を受けると
いずれ、自分が本当に創りたい琉球王朝時代の紅型を創れなくなってしまう。
と言う事を恐れ
【貧しくても良いから、自分の意思を貫こう!】と覚悟し
作品を創り続けた
その生き様に私は、とても憧れております。