自分の美学を貫くことの価値:琉球紅型の職人としての父の教訓

2024/01/26

沖縄の伝統工芸品、琉球紅型の職人である私の父は、
「貧しくて良いから、自分の美学を貫こう!」と決意し、
60年以上、お客様からの注文は、一切受けずに、自分が美しいと感じる琉球紅型の制作に挑戦し続けました。

その影響もあり、和装業界では、そこまで有名ではないのですが、父の作品を見た方々は

「これも琉球紅型なの!?」
「こんな紅型、みた事ない!」
「こんなに優しい紅型を初めてみた!」

など、感動の声を頂いております。

父が、お客様からの注文を一切受けなかった理由は
注文を受けてしまうと
お客様の意向を無視できなくなり
自分が作りたい作品がわからなくなってしまうのが、怖くなった為と、言っております。

父の作品に込められた情熱

下記は、真夜中にサトウキビ畑に行って、スケッチし図案化した作品です。

このエピソードを聞いたお客様が口を揃えて言うのが

「真夜中にスケッチに行って、しっかり見えるのですか?」

と、聞かれます。

すると父は、

「最初は、ハッキリ見えないけど、徐々に目が慣れて見えてくる。そして、ある瞬間、風がピタッと止まり、サトウキビの穂が、真っ直ぐになったんだよね」

と楽しそうに話します。

この話を聞く度に、不思議と父が真夜中にサトウキビ畑でスケッチしている情景が思い浮かんできます。

下記は、父が実際にお客様にこのエピソードを話している動画になります。

 

そのように考えると、マーケティングを駆使して作った商品って、一時的には、売れるかもしれないけど、その商品より顧客のニーズを満たす製品が生まれたら一気に売れなくなるような気がします。

一方でマーケティングを無視した自分のこだわりを貫き通したアイテムって、すぐに売れる可能性は限りなく低いけど、売れ始めたら、細く長く売れ続けるアイテムになるような気がします。

そもそも、売れないかもしれないけど、それでも貫き通したいって思う事を貫き通すって、私は、めちゃくちゃかっこ良いと思います。

そして、そのようなこだわりで作ったアイテムが、次世代に語り継がれるアイテムではないかなと、私は思います。

私は、よく成功とは何か。を考えます。
一般的には、大金を稼ぎ、セミリタイアし、自由気ままに過ごす事が成功のように感じさせられておりますが、本当にそうでしょうか。

大金を稼いでも、やりたい事が特になく、「稼ぐ事」が目的になっている人よりも、私は、父のように「自分がやりたい!と思った事を徹底的にやっている人」の方が、素敵だと感じます。

もし、私の話に共感頂けたら、一度、自分の内なる声に耳を傾け、自分がやってみたい事を考えてみてくださいね♪

そして、コレ、やってみたい!と気づいた事があったら
ぜひ、#私が挑戦したい事 で教えてくださいね。

本日も最後までお読み頂きまして
誠にありがとうございます。