私は、父の生き様に憧れて
鮮やかさが特徴的な伝統工芸品を
あえて、モノトーン一色のアロハシャツで表現した職人の息子です。
私は、職人である父が職人になる上で大切にしている資質である
「絵を描く事」が嫌いになってしまった為、職人になる事ができませんでした。
しかし、父の
「貧しくて良いから自分の意思を貫こう!」と言う生き様に感動し、父が制作した柄を纏いたい!と思い、父の型紙を使用してアロハシャツをプロデュースしております。
そんな私が、よく聞かれる質問が
「女性用の商品はありませんか?」です。
その希望に答えるべく、現在、レディース用のワンピースドレスのサンプルを制作中です。
昨日、サンプルの途中経過を見たのですが、新商品のサンプルを見る度に思う事があります。
「おっ!?めっちゃ良いじゃん!!」と言う期待感と
これをどうやって売っていこう・・・と言う現実です。
自分だけで楽しむんだったら、完成したサンプルを見て、ワクワクして終了で良いのですが、これから、これを販売していくとなると、本当に売れるのか。など、不安に襲われて、めっちゃ良い!と言うワクワク感より、せっかく良いのを創ったので、売りたい!と気持ちの方が強くなり、売る為にやるプロセスを考えると、いろいろ大変だな。と現実に強く引き戻される男です。
こんな考えをする私は、プロデューサーに向いていないのかな。とも考えます。
しかし、この考えになった時には、そもそも、なぜ、ワンピースを作ろうと思ったのかの原点を考えるようにしております。
私が今回、ワンピースを作ろうと思った理由は
父の柄を女性の方にも纏って欲しい。
と言う想いからです。
これまでは、私がかっこ良いアロハシャツを纏いたい!と言う理由により、私がかっこ良いと感じるアロハシャツをプロデュースして来ました。
アロハシャツをプロデュースしてPRすればする程、
琉球紅型が好きな女性の方々から
「女性用のアイテムはありませんか?」と聞かれるようになりました。
そもそも、琉球紅型は、琉球王朝時代、王族の女性の方々が愛用されていた衣装です。
その背景も踏まえると、女性の方に着用して頂いた方が、父の柄の魅力がより美しくみえる。と思うようになりました。
このような理由より、今回、ワンピースを制作しております。
この原点を思い出すと
どうやって売っていこう。と不安に思うよりも
どうやって、父の柄(琉球紅型)を魅力的に纏えますよ♪と伝えていこう!と考えるようになりました。
物事って考え方ですね♪
そう再認識させられた出来事でした。
あなたは、上記のような琉球紅型をモノトーンで表現したワンピースをどんなシーンで着用したいですか?
ぜひ、ハッシュタグ #ワンピース着用シーン で教えてくださいね♪
インスタや、twitter で投稿して頂くと
私が、お礼のメッセージと共にシェアします。
本日も最後までお読み頂きまして
誠にありがとうございます。
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