涙から笑顔へ!憧れのオープンカーから学んだ事

2023/12/23

こんにちは。

私は、父の生き様に憧れて
鮮やかさが特徴的な伝統工芸品を
あえて、モノトーン一色で表現した
職人の息子です。

忘年会がふえておりますが
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

忘年会のネタと言うか
飲み会などで話をしていて
一番、盛り上がるのは
失敗談だと思っている男です。

 

失敗は、最高のネタになる

今日は、私が飲み会などの席で
今年一番、盛り上がった話をお伝えします。

それは
10年間、憧れ続けたオープンカーを購入したら
乗り心地が最悪だった。話です。

私は、公私共に認める
生粋のオープンカー好きです!

オープンカーには
私がかっこ良いと感じる
屋根が開くと言う「遊び心」と
独特なスタイリングと言う「挑戦心」

を感じる事ができます。

そして、その2つが組み合わさる事で表現される
圧倒的な存在感が

私の心をガッチリ掴んでおります♪

2シーターのオープンカーであれば、安くで購入できるのも多いのですが、
私が購入したいオープンカーは、4人乗りと言う希少車両な為、価格も高額になってしまいます。

その為、コツコツ10年間、お金を貯めて
やっとの思いで購入したのですが

あまりにも見た目にこだわりすぎて
車高調が入った中古車を選んでしまった為
乗り心地が最悪です。

ちょっとした段差を通る度に
車内では、震度3以上の揺れを感じます。

憧れの車から感じる
その揺れが、私の心臓への衝撃へと変わり

「こんなはずじゃない!」と

ショックと言う名の悲しさに変わります。

10km以上走行すると
段差の度に溜まったショックが
涙に変わり、気づけば
涙がこぼれ落ちてしまいます。

ここまでの話を
飲み会の席で話すと
最高にウケてくれます。

もはや、
私の滑らない話の1つのネタになっております。

ちなみに後日談として
この乗り心地の件を
購入した中古車の社長に伝えた所

「金城さん!純正が一番なので、純正に変えましょう!」と言われ、
純正に交換した途端、
心地よい乗り心地に変わり、
溢れていた涙は、笑顔に変わりました。

どんなに見た目が良くて
乗り心地が悪かったら
本末転倒ですよね(笑)

「見た目と実用性のバランスが大切」と言う事を

憧れの車から学びました。

 

着物は美しいから、アロハシャツにしてもかっこ良い!?

実は、オープンカーを選ぶ際に見た目にこだわりすぎたのと同じように、
自社で制作しているアロハシャツをデザインする際にも、
同じような失敗をしました。

伝統工芸(紅型)の着物は美しいから
そのままシャツにしてもかっこ良いだろう!

と思い、父が原点とし、大切にしている
古典柄でシャツを制作しました。

結果は
めっちゃ野暮ったくて
ダサい。と感じてしまいました。

着物にしたら
あんなに美しいのに
なぜ、シャツにしたら
着物のような美しさは無くなってしまうのだろう・・・

これでは、
父の原点を汚してる
自己満足のシャツになってしまっていると
反省しました。

その時に
憧れのオープンカーで得た教訓

「見た目と実用性のバランス」

と繋がりました。

 

モノトーン一色にした理由

琉球紅型は、型染めなので
「色」と「柄」が構成されております。

父は、工房に訪れる紅型職人の後輩達に

沖縄らしい紅型を創るには
沖縄の自然をスケッチしないといけない。

と、自分らしい「柄」を創る事の大切さを
常に話しています。

そこで
紅型の重要な要素である「色」を排除して
「柄」だけを強調するデザインにしたら
どうかな。と考えました。

さらに、モノトーン一色にする事で
柄シャツなのに
上品な印象も与える事ができるのではないか。と考えました。

このように出来たのが
Shoutarou Bingata NAHAオリジナル
沖縄版アロハシャツです。

いかがでしたでしょうか?

本日は、憧れのオープンカーを購入したら
乗り心地が最悪でショックを受けたけど
その結果

【見た目と実用性のバランスの大切さ】

に気づき、
自社のアロハシャツをプロデュースする際に
大きな影響を与えた。と言うお話でした。

人生、無駄な事なんてないですね♪

あなたの失敗から得た教訓も
コメント欄で教えて頂けたら嬉しいです。