琉球王国時代の藍色が経年変化すると、どのような美しさになるのか。

2023/09/25

こんにちは。
Shoutarou Bingata NAHAの金城です。

Shoutarou Bingata NAHAのブログでは
毎月1回、那覇市歴史博物館に展示されている
琉球王朝時代の紅型をご紹介しております。

紹介している理由としては
琉球王朝時代の紅型を父を原点としているから。

そして、その美しさを
次世代へ伝える為に創作活動を続けているからです。

今回、ご紹介する琉球王朝時代の紅型は

【空色地の紅型衣装】

です。

当時、空地色を表現する為に使用する天然染料は「琉球藍」です。

今回のブログでは
天然染料の藍色が

「時を重ねると、どんな色に変化するのか。」

に興味がある方にぜひ、見て頂きたい!記事になっております。

お待たせしました!
これが、琉球王朝時代に染め、400年以上経った天然染料の色です。

1.空色地流水芭蕉蝶文様

藍色は、空気で酸化して深みが増すと言いますが
400年経つとこのような感じに深みがましていきます。

UPにするとこんな感じです。

 

2.空色地萩梅菊霞模様

父だけでなく、
すべての琉球紅型職人達が後世に伝えたい
「時を重ねるごとに深みがます美しさ」がこれです。

感じてください!

これが、天然染料だから表現できる美しさです。

 

3.空色地花籠燕文様

もはや、圧巻で言葉がでないです。

天然染料だから表現できる
「時を重ねるごとに深みがます美しさ」を感じてください!

いかがでしょうか?

琉球紅型職人の父が
人生をかけて後世に伝えたいと挑戦し続けた

「時を重ねるごとに深みがます美しさ」が

どういう色なのか、感じて頂けたら嬉しいです。

 

そして、ここから
とても大切なお知らせがあります。

2023年10月31日(火)〜11月6日(月)間

自分の美学を貫き通した父の個展を
沖縄県那覇市久茂地にある
デパートリウボウ2F/5Fのギャラリーにて開催いたします。

琉球紅型職人一筋68年の父が
これまでに受賞した非売品の着物を8点以上、展示します。

琉球紅型に興味がある方だけでなく
着物(和装)に興味がある方
すべての方に見て頂きたいです!!!

そして、この機会に
ぜひ、自分の美学を貫き通した職人が表現する
琉球紅型の美しさを間近で感じて頂きたいです!

デパートリウボウは、沖縄都市モノレール 県庁前駅徒歩0分ですので、ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。

個展の詳細はこちら
https://kinjo-shoutarou.com/post-1164/