Shoutarou Binagata NAHAを立ち上げたきっかけ

2022/07/31

私は元々、インターネットを活用した情報発信が好きで
その影響もあり、金城昌太郎びんがた工房のHPを制作したり、
Facebook、Instagramなどを活用し、広報活動をやっていた。

最初は、これは撮影するな!だったり
情報発信をした事がきっかけで
父に対して商品開発を持ちかけたり、
こうしたらもっと売れるなどをアドバイスをする方などがいて、
こういう人とは話をしたくないから、今すぐ情報発信を辞めろ!と何度も言われました。

それでも
1人でも多くの方に
父が貫き通し表現した琉球紅型を知って欲しくて
情報発信を続けました。

情報発信を続けていく中で
父の制作に対するこだわり
そして、父とお客様の会話から感じる
琉球紅型への圧倒的な愛
この2つを感じた時に
父が制作した柄を纏いたいと思いました。

着物の柄をカッコよく纏うにはどうしたらよいかを試行錯誤した結果、
アロハシャツのルーツが着物である事を知り、
これなら父のこだわりを表現できると考え、
Shoutarou Binagata NAHAを立ち上げ、
沖縄版アロハシャツを制作しました。

いつもは着物を着用して作業をする父なのですが
先日、初めて
「今日は暑いから、このアロハシャツを着けて作業する!」
と言った時には、私のシャツが父に認められた気がして、とても嬉しかったです。

このシャツをきっかけに
多くの方が「琉球紅型」と言う
沖縄の伝統工芸品を知って頂き

着用する事で
400年間、受け継がれてきた職人達の想いを感じて頂き

いろんな方々に
その魅力を語って頂きたい。

そんな想いが込められたアロハシャツです。