こんにちは。
Shoutarou Binagata NAHAの
金城です。
4月も早い事で
半分がすぎておりますが
いかがお過ごしでしょうか?
本日は、久しぶりになってしまいましたが
琉球王朝時代の紅型をご紹介いたします。
本日のテーマは
王国時代の紅型と鎌倉芳太郎
です。
鎌倉芳太郎氏の事は
伝統工芸にご興味を持たれた方であれば
一度は、聞いた事がある名前ではないでしょうか。
どのような方かと一言で言いますと
琉球王朝時代の沖縄の芸術に心を奪われ
研究すると同時に
紅型関係の資料を多数収集されております。
戦後の首里城の再建には
鎌倉芳太郎氏の資料に負うところが大きかったと言われております。
また、鎌倉芳太郎氏自身は
型絵染師として、1973年に
人間国宝として認定をうけております。
詳しくはこちらから
鎌倉芳太郎氏について
>文字をクリックするとウィキペディアの鎌倉氏の情報ページに飛びます。
そして、私が
琉球王朝時代の紅型を紹介する理由
それは、紅型職人である金城昌太郎が
大切にし、原点を見る事で
「琉球紅型の美しさとは何か?」
を考える為です。
お待たせしました!
今月の琉球王朝時代の紅型のご紹介です。
1.黄色地鳳凰牡丹扇面文様紅型綾袷衣装
あなたがイメージするTHE 紅型と言う色に
鳳凰に牡丹と言う
紅型らしい柄ではないでしょうか?
この鳳凰の躍動感溢れる表現!
琉球王朝時代の絵師の表現力の高さを感じさせられます。
2.空色地花籠燕文様紅型苧麻衣装
沖縄の青空のような綺麗な青色
この青色は、琉球藍で染められていると思われます。
藍染めは、濃紺のイメージが強いのですが
このような水色もございます。
この機会の藍染めの
表現できる色の広さも
知って頂けたら嬉しいです。
また、花籠と牡丹文様が
水玉文様のドット柄にみてるのは
私だけでしょうか。(笑)
そして、こちらの燕の表現も
とても躍動感があり
王朝時代の絵師の表現力の高さを感じる事ができます。
3.水色地雷瑞雲梅文様苧麻紅型ドゥジン
ストライプ柄に雷雲を合わせる所に
王朝時代の絵師の表現力の高さと楽しさを感じました。
それと同時に描かれている「梅の花」が
寒い時に花を咲かせる事から
辛い時期を耐え忍び
努力を続ければ、
いつか美しい花が咲き誇る
と言う、絵師の想いを感じました。
いかがでしたでしょうか?
紅型独特の色使いだけでなく
王朝時代の絵師の表現力の高さを
感じさせれる作品達だったのではないでしょうか。
本日も最後まで
お読み頂きまして
ありがとうございます。
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