自分の美学を貫き通した紅型職人が描いた柄を
気軽に纏って欲しい!
そんな思いでロングスリーブTシャツを制作しました。

制作のきっかけ
ある日、87歳の父が散歩から帰ってくるやいなや
渋紙に図案を書き始めました。
そして数時間後、私が野暮用を済ませ、自宅に帰ってきた頃には、猫の図案が完成していました。

父に、
「なぜ、この型紙を作ったの?」と聞いたら
昔、飼っていたラッキーに似ていた。との事でした。
これを聞いた時に
これなら、父が大切にしているこだわりと一緒に父らしさの柄をTシャツをして気軽に着用できるのではないか。と思い、今回のロングスリーブTシャツの制作に辿り着きました。

紅型職人である金城昌太郎が大切にしている事「スケッチ」

スケッチこそ原点。
紅型師である金城昌太郎は、紅型職人の後輩達に話をする度に常に「スケッチ」の大切さを語ります。
作品の原点は、大自然のスケッチにある。
琉球王朝時代に制作された沖縄の古典紅型にも、
初期の作品には本土の友禅模様を模倣したものがたくさんある。
そのような模倣した模様でも、
最初は誰かがデザインしないと作る事ができない。
という事は、
誰かがそれをスケッチした人がいた。
そう思った時に、
沖縄独特の創作紅型(びんがた)を作るには
沖縄の自然をスケッチしないといけないと思った。
と。
父は、87歳になった今でも、沖縄本島あらゆる所にスケッチに行っております。
今回、制作した猫(ラッキー)の図案から父のスケッチに対するこだわりだけなく
父が普段からスケッチを行っていると言う事も感じて頂けると思います。
お客様の声から生まれた配置
実は今回、ロングスリーブTシャツを制作するにあたり
左胸のワンポイントにするか、中央に真ん中に大きめにプリントするか、背面の中央に大きめにプリントするか。迷いに迷いました。



Shoutarou Bingata NAHAをご愛用頂いております皆さまにアンケートをお願いした所
多くのお客様から
・猫の型紙がとても素敵な味わいですね!
・型紙自体の風合いがいいので、これを活かせるといいですね。
・パッと見ただけで紅型とは思わないかもしれないけど、今紅型を身につけてる満足感はきっと感じられると思います。こんな紅型見たことないです、ステキです。
・着ている自分を想像するとワクワクします。
・日本の伝統を守るのは本当に大変なことだと思いますが誰もが出来ることではないと思います。情熱を感じます、応援しております。
など、嬉しいメッセージを多数頂きました。
アンケートに対するお礼動画は、下記のYoutubeで熱く語っております。
ぜひ、ご覧ください。
そして、悩みに悩んだ結果
新作の猫、とても良い雰囲気ですね。拡大してしまうより、オリジナルサイズで欲しかったので左胸としました。実現しますように。
と言うメッセージが決め手となり、
今回の「左胸ワンポイント」に決定しました!

さらに
・左胸へのワンポイント&背面の贅沢バージョンも製作希望いたします♪
・バックプリントが良いと思ってアンケート回答をしたのですがひとつよりも猫のプリントがふたつ、しかも前(左胸)と後ろに大小で入っていたらデザイン的にも素敵で且つインパクトがありお父様の想いの込もったラッキーがより活きるのではないかと感じました。是非とも左胸とバックプリントバージョンを熱望いたします。
とフロントとバックプリントの要望も多数頂き
今回、フロントとバックプリントverも販売する事にいたしました。


アイテムの詳細
今回のロングスリーブTシャツの素材は、綿100% 5.6oz セミコーマ糸を使用しております。
カラーは、ブラック。
サイズは、S~XXLをご用意しております。
S:身丈 65cm・身巾 49cm・肩巾 42cm・袖丈 60cm
M:身丈 69cm・身巾 52cm・肩巾 44cm・袖丈 62cm
L:身丈 72cm・身巾 55cm・肩巾 48cm・袖丈 63cm
XL:身丈 77cm・身巾 58cm・肩巾 52cm・袖丈 64cm
XXL:身丈 81cm・身巾 63cm・肩巾 56cm・袖丈 65cm
フロント&バックプリントverは、こちらから
プロデューサー(息子)の想い

はじめまして。
Shoutarou Bingata NAHAの金城昌之(昌太郎の息子)です。
この度は、私どものアイテムにご興味をお持ち頂きまして
誠にありがとうございます。
私は、モノゴコロついた時から強制的に絵を描かされた影響で
職人である父が大切にしている
「絵を描く」と言う事が大嫌いになってしまい、父の仕事を継ぐ事はできませんでした。
「紅型職人だけには絶対になるな!」と言われて育った私は、31歳になるまで、正直、紅型に全く興味はありませんでした。
しかし、父が作った下記の着物を見た時に

衝撃を受け、父が創った柄を纏いたい!と思い、試行錯誤した結果、モノトーン柄のアパレルブランドを立ち上げました。
私は父から伝統的な技術を受け継ぐ事はできなかったのですが
モノトーン柄のアパレルブランドを通して
「自分の美学を貫き通す楽しさ」を伝えられたらと思います。
最後までお読み頂きまして
誠にありがとうございます。
今後とも
Shoutarou Bingata NAHAを
どうぞ、よろしくお願いいたしいます。
Shoutarou Bingata NAHA
代表:金城昌之


