こんにちは。
Shoutarou Binagata NAHAの金城です。
新作柄のアンケートで
「Q.琉球紅型のどんな情報が知りたいですか?」
と言う問いに
【本物の紅型が見たいです】
と言う答えを多数頂いております。
そして、
本物の紅型を紹介します!
と私が、紹介したのは
「琉球王朝時代の紅型」でした。
ここで、私の中で
いくつかの疑問が浮かびました。
本物=琉球王朝時代の紅型を紹介したと言う事は
父の紅型は本物ではないのか。
もちろん、父が制作した紅型も本物です。
となると、本物の紅型と偽物の紅型は、何が違うのか。
そこで今日は、「本物」について
私なりの考えをお話いたします。
私が考える本物とは
「原点のオリジナル品」です。
だから、本物の琉球紅型が見たい。と言われたら
迷わず、原点のオリジナル品である
琉球王朝時代の紅型を紹介します。
ただ、この考えに基づくと
父の紅型は、原点のオリジナル品ではないので
偽物と言う扱いになってしまいます。
ここでポイントになってくるのが
父が作っている琉球紅型が伝統工芸品であると言う点です。
伝統工芸品は、
定められた伝統的な技法で制作され、
組合から認められた品物であれば
作品の良し悪し、職人歴の長さに関わらず
伝統工芸品として認められます。
伝統工芸品として認められた品物は、
本物であると私は考えます。
琉球紅型で言えば
伝統的な技法(型彫り、型置き、配色、二度摺り、隈取りなど)を手仕事で行い
天然染料を使って制作したモノは
すべて、本物の紅型だと私は考えます。
しかし、そう考えた時に
本物の紅型があまりにも多すぎて
どれが、本当に美しい紅型って何なのか。わからなくなってしまうと思います。
そうなった時に
原点のオリジナルである
琉球王朝時代の紅型を知る事によって
本物で美しい紅型は何かの自分なりの基準を作る事ができます。
琉球紅型は、高額な商品となる為
納得してご購入頂きたいので
その基準を作って頂く為に
Shoutarou Binagata NAHAでは
毎月1回、琉球王朝時代の紅型を紹介しております。
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