憧れのアイテムを手に入れた後に感じたこと

こんにちは。
私は、父の生き様に憧れて
鮮やかさが特徴的な伝統工芸品を
あえて、モノトーン一色で表現した職人の息子です。

私は、職人である父が大切にしている
「絵を描く事が嫌い」になった為、職人になる事はできませんでしたが、
偶然、父が職人の後輩達に話をしている時に聞いた
「貧しくても良いから、自分の美学を貫こう！」
と言う生き様に感動し
父の柄を纏いたい！と思い、アロハシャツを制作しております。

憧れを叶えた友人との再会

先日、子供の頃からの憧れだったランボルギーニを購入した友人と再開しました。
しかし彼は、フツーのサラリーマンだった為、どうやって購入したのか。とても気になり、即、質問しました。

答えは、「残価設定クレジット」でした。

彼は、この方法で私が想像していた1/3の額で、夢を叶えていました。

憧れのオープンカーと失われた物欲

しかし、私の心には、別の疑問が浮かびました。
それは、

【憧れのモノを手に入れたら、物欲が消えてしまうのではないか。】

と言う事です。私自身、10年間、夢見続けたオープンカーを手に入れた時、その思いが現実になり、物欲がすっかりなくなってしまったのです。私がオープンカーが好きな理由は、「遊び心」と「挑戦心」を感じるからです。しかし、実際にオープンカーを手に入れた時に、何か大切なものを手放してしまった気がしました。

驚く事にランボルギーニを手に入れた友人も、私と同じような経験をしていました。彼いわく

「最初は、興奮したけど、だんだんとその漢字が薄れていき、今では物欲は完全になくなったんだよね・・・」

と話していました。

この話を聞いてやっぱり、長年想い続けた高根の花的な憧れのモノを購入したら、物欲は無くなってしまうんだ。とわかったと同時に、アロハシャツと言うモノを販売している立場として、とても複雑な気持ちになりました。

アロハシャツとBALENCIAGA – 憧れの商品から学ぶこと

と言いますのも、私のアロハシャツが、琉球紅型と言う伝統工芸品で、伝統工芸品の中でも憧れる人が多いアイテムです。

琉球紅型に憧れて頂けるのは、プロデュースしている立場として、とても嬉しいのですが、それを購入したら、物欲がなくなる。と考えてしまうと、複雑で、何か良い方法は、ないか。考えてしまいます。

その時に、私の中で思い浮かんだブランドが、BALENCIAGAです。

私は、今、BALENCIAGAから発表されるスニーカーをすべて欲しい！と思う位、BALENCIAGAが大好きです。BALENCIAGAのスニーカーには、オープンカーと同じように「遊び心」と「挑戦心」を感じる事ができます。これらのアイテムに惹かれるのは、BALENCIAGAの現在のデザイナーであるデムナ・ヴァザリアの創造性に魅力を感じるからです。

私が生み出す価値 – Shoutarou Bingata NAHAの挑戦

これに気づいた時に、私がプロデュースしているアロハシャツブランドShoutarou Bingata NAHAは、「私が生み出す」と言う点にもっと魅力を出す必要がある。と言う事に気付かされました。そうする事で、私が発表する新作にも魅力を感じて頂けるのではないか。と考えました。

そう考えた時に、今まで以上にもっと自分磨きに励まなければ・・・と思いました。

いかがでしたでしょうか？

あなたは、憧れのアイテムを購入した後、どんな気持ちになりましたか？

ぜひ、#憧れのアイテムを購入して で教えてくださいね。