アンケートの結果、100人以上の方が

「柄が綺麗!」
「一目で惹かれた!!!」
「オシャレでカッコイイ!!!」

と言って頂けました。

なぜ、「素敵!」と言われるのか?

沖縄の伝統工芸品である
琉球紅型の柄をモチーフにし
現代の日常に合うデザインにしているからです。

琉球紅型(びんがた)とは

琉球紅型は、
琉球の旧都首里に400年余の
伝統を誇る優雅な琉球独特の染め物です。

顔料と染料を巧みに合わせ、
木綿、麻、絹に染めていきます。

その昔、静かな首里の町を
女性が「びんがた」を着飾って歩くと、
紅型の鮮やかな赤や黄や藍の色彩が
自然の緑に調和して花のように乱れ咲き、
その美しさはたとえようもなかったと
語り伝えられています。

なぜ、琉球紅型の柄をモチーフにしているのか?

私の父、金城昌太郎は
琉球紅型の職人です。

昌太郎は常日頃から

今尚、美しいと言われている
琉球紅型には
当時の職人達の

【想い】

が込められている。

当時の職人が
どんな想いで制作していたかを知る事で
琉球紅型の本質を感じる事ができ
美しく表現する事ができる。

と紅型職人の後輩達に
熱く語ります。

 

私は、昌太郎の
この考えに感動し
今回、シャツを制作しました。

 

Ryukyu Stripe
柄について

今回のRyukyu Stripeは
琉球王朝時代の紅型柄

【稲妻松竹梅鶴亀模様】

をモチーフにしております。(通称:古典柄)

この稲妻松竹梅模様は
昌太郎が次の世代に伝えたい!と話している

【琉球王朝時代の職人達の想い】

わかりやすく感じる事ができる柄だと思います。

と言いますのも
下記の写真をご覧頂いてもわかるように
稲妻松竹梅鶴亀模様の着物は
一般的にご覧頂いている着物よりも
小さく感じるのではないでしょうか?

一般的な着物

 

稲妻松竹梅鶴亀模様の着物

その理由としては
稲妻松竹梅鶴亀模様の着物が
子供の晴れ着衣装として用いられたからです。

となると
込められている想いは、
段々、想像がついてきたのではないでしょうか?

 

そうです!

 

それは

【子供の健やかな成長】

です。

ここで、柄について
もう少し深くお伝えいたします。

 

Ryukyu Stripeのモチーフは
稲妻松竹梅鶴亀模様より

稲妻と松竹梅を

取り入れております。

稲妻には、
困難を切り裂き、
真っ直ぐ成長して欲しい。

 

松竹梅には

3つとも、
寒さに耐える事から「強さ」を
表しております。

松は
神が宿る木とも呼ばれ、
一年中枯れることなく緑色な事から
「不老長寿」

竹は
節目があり、
まっすぐ伸びることから
「成長」

梅は
寒い中でも花を咲かせることから
「強さ」

それぞれを表しています。

松竹梅には、

「辛い時期を耐え忍び
努力を続ければ、
いつか美しい花が咲き誇る」

素敵な人生が歩めますように。
と言う願いも
込められています。

このような、一つ一つの柄に
意味が込められていると知った時に

琉球王朝時代の紅型が
400年をたった今でも
美しく
多くの人々の心を魅了する理由が
少しだけわかった気がしました。

 

「美しさとは何か。」

 

言葉で伝えるのは
とても難しいのですが
今回の新作シャツを通して
その本質を
1%でも届ける事ができたら
嬉しいです。

 

Ryukyu Stripe
商品詳細

Ryukyu Stripe BLACK

Ryukyu Stripe WHITE

素材:テンセル
>天然素材で光沢感のある素材を選びました。

M・L・XL / 3サイズ展開
Mサイズ:肩幅 約46cm / 身幅 約62cm / 袖丈 約56cm / 前着丈 約59cm / 後着丈 約72cm
Lサイズ:肩幅 約48cm / 身幅 約65cm / 袖丈 約57cm / 前着丈 約62cm / 後着丈 約75cm
XLサイズ:肩幅 約50cm / 身幅 約67cm / 袖丈 約58cm / 前着丈 約65cm / 後着丈 約77cm

 

制作者の想い

はじめまして
Shoutarou Binagata NAHA
代表 金城 昌之(きんじょうまさゆき)です。

私は、幼少期から
テーブルの上には
白い画用紙と色鉛筆があり
自由に絵を描かされます。

その影響もあり
絵を描く事が嫌いなり
紅型師:金城昌太郎が大切にしている

オリジナルデザインを創作する精神は育たず

職人として教育される事は一切なく
逆に琉球紅型の事以外であれば
何をやっても良い!と自由きままに成長します。

日常的に
紅型師:金城昌太郎の作品を目にする機会は多々あったが
「大人の塗り絵」としか感じる事が出来ず
古臭い伝統工芸よりも
最先端の物や事が好きになります。

専門学校に進学した頃には
都会に憧れを抱き
IT業界を経験した後に
不動産売買営業に従事します。

失恋がきっかけで乗船した
地球一周の船旅で出会った青年実業家の

「沖縄には世界に誇れる
『歴史』『自然』『伝統文化』がある。​
この3つが揃っている地域は
世界中を見回してもそうそうない!​
そう思わないか?」

と言う一言に共感し
生まれて始めて父の仕事である
伝統工芸の琉球紅型に興味を持ちます。

帰国後、琉球紅型に携わりたいと思い
父に弟子入りを志願するも
大激怒され断られます。

ただ、世界各地を見回りながら感じた直感を
諦める事が出来ず
伝統工芸に関わりそうな地域振興の仕事に就きます。

そこで様々な職人から
紅型師:金城昌太郎の魅力を聞かせて頂いた事で
昌太郎の紅型に対する情熱を聞き
生まれて始めて昌太郎が制作した作品に興味を持ちます。

昌太郎の魅力を聞いた上で
改めて作品を見ると
少しずつではあるが
私がイメージしていた紅型と違うという事に気づき始めます。

仕事の関係で
南風原町商工会の特産品開発に携わり
そこで琉球絣、南風原花織の職人達と
試行錯誤を重ねる中で
自分の中でも
紅型師:金城昌太郎の作品を纏いたい!という想いが強くなり
2019年 Shoutarou Binagata NAHAを立ち上げます。

日常的に纏うアイテムにするなら
上品に纏えるのはもちろんの事、
昌太郎のこだわりを
しっかり表現できるアイテムにしたい。と考え
試行錯誤を繰り返し、
今回のシャツが完成しました。

多くの方に
昌太郎が貫き通した琉球びんがたへの想いと
シャツに込められたこだわりを感じて頂きたいです。

その為にも私はこのシャツを着て
一人でも多くの人に
琉球紅型の魅力を語っていきたいと思います。

最後までお読み頂き、本当にありがとうございます。