最終的に自分が、本当に創りたい作品がわからなくなってしまう。
それが、紅型職人である父
金城昌太郎が、注文を受けなかった本当の理由です。
もちろん、日頃から多くのお客様の対応をしている
問屋様、小売店様のご要望を聞いて制作した方が
時代に合った商品を提供する事ができ、
売上も安定的に上げる事ができるのですが、
このご要望を受け続けててしまうと
自分が資金面に余裕が出来た時に
本当に創りたい作品が何か。わからなくなってしまう。
琉球王朝時代の美しさを継承し
沖縄らしい紅型を創りたい父にとって
それが、わからなくなってしまう事が、
注文を受けてお金を稼ぐ事よりも
大切にした事です。
紅型職人である父が、本当に創りたい作品は
琉球王朝時代の美しさを継承し
沖縄の美しさを表現した紅型 なんです。
それが、世界に誇れる琉球紅型と信じて疑わなかった父は
「貧しくても良いから自分の意思を貫こう!」と決意し
68年以上、創作活動に励んできました。
さらに、コンクールなどに出展した着物は
売らずに大切に保管しているのが、
金城昌太郎と言う紅型職人です。
このように大切に扱われてきた作品達は
私にとっては、宝物で
価格をつける事などできません。
そんな価格をつける事ができない
私にとっての宝物を
今回の個展で父が、200万〜250万円前後で販売しようとしている事に
私は、絶望しております。
解決策としては
父が、なぜ、その価格で販売しようとしているのか。を話し合う事なのですが
Youtubeの動画でもお伝えしているように
親子と言う関係もあり、冷静に話し合う事がムズカシイんですよね・・・
とは言っても
個展まで、残り5日。
どのような結果になるかも楽しみにして頂ければと思います。
本日も最後までお読み頂きまして
誠にありがとうございます。
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