こんにちは。
Shoutarou Bingata NAHAの金城です。
本日は、
「伝統工芸は、伝統を守っているから美しい」について
私なりの考えをお話したいと思います。
正直、結論から言うと
「守っているから美しい訳ではない」と思います。
と言いますのも、
もし、守っているのが美しいのであれば
一番、美しいのは、当時のモノになるので
今、制作しているのは、すべて廉価版になります。
廉価版が美しい。って何か。おかしくないですか?
でも、伝統工芸って不思議で
なぜか、その廉価版でも美しい。と言われて
とても高額な高値で取引されているんですよ♪
そこで、私は考えました。
なぜ、廉価版なのに美しいのか。
それは、文明の発達をあえて止めて
当時の技術に近い状態で、表現しようと挑戦しているから。
ではないかなと思います。
今の技術を使えば
もっと効率的に
そして、美しくできる可能性があるのを
一切、排除して
当時の技術と当時の道具に徹底的にこだわり制作する
その志こそが、美しさに繋がっているのではないかなと私は思います。