紅型師・金城昌太郎が貫いた琉球紅型の美を伝える。
紅型師:金城昌太郎は
琉球紅型を志す後輩が工房に遊びに来ると
必ず言うフレーズがあります。
デザインはスケッチから始まる。
どんな美しい琉球王朝時代の古典紅型も、
初期の作品も本土の友禅模様の模倣がある。
模倣した模様でも、
最初は誰かがスケッチしたものをデザインした。
「誰かがスケッチした。」
そう思うと、沖縄独特の創作紅型(びんがた)は
まず、沖縄の自然をスケッチすべきと思った。と
そして、昌太郎は80才になった今でも
時間を見つけては
沖縄のいろんな場所をスケッチします。
自分らしさ、沖縄らしさを
琉球紅型で表現し伝えていく。
Shoutarou Binagata NAHAの製品に、
自然のスケッチから生まれる独創性が息づくようにしています。
実は紅型師:金城昌太郎は、
創業からこれまで、60年間
問屋、小売店、
さらに顧客の注文も一切受けていません。
つまり、オーダーメイドを一度も受けませんでした。
それは、自身の美学である
『琉球王朝時代の紅型の美しさ』を
追求したからです。
60年間、注文を一切受けなかった理由は、
注文が増えると
顧客の意向を無視できない。
自分の美学が、顧客の意向に
浸透されるのを恐れた為です。
通常、注文を受けた方が
顧客は喜び、認知度も上がります。
しかし、昌太郎は、自分の覚悟を一切妥協せず
60年間、作品を作り続けました。
それほど、昌太郎は
琉球紅型の美しさを表現したいのです。
Shoutarou Binagata NAHAでは、そのこだわりを受け継いで製品に表現しています。
天然染料だからできる「時を重ねるごとに増す深み」
琉球紅型は、沖縄の日差しにも負けない
鮮やかな色彩が特徴の染め物です。
鮮やかなのに、品がある。
「天然染料」が生み出す魅力の一つです。
今日よりも明日、明日よりも明後日と
日々、美しさが増す。
Shoutarou Binagata NAHAは、
美しさを表現すべく
天然染料を使用し製品を製作しています。
特に、琉球藍染+紅型は、
数ある天然染料の中から
「琉球藍」でシャツを染めます。