信念を、纏う。
他人の意見に流されず、自分の信念を貫き通す生き方。
それは、現代を生きる大人の男性にとって、もっとも粋で格好いい姿ではないでしょうか。

沖縄県指定無形文化財技能保持者でる父、金城昌太郎。

お客様からの注文だけではなく、問屋様、小売店様からの注文を一切受けず、自分の美学だけを信じて60年以上、創作活動を続けた琉球紅型(りゅうきゅうびんがた)職人です。

父が命を削って生み出した型紙には、一切の妥協を許さない「職人の信念」が宿っています。

「父の生き様が込められた、この圧倒的な柄を、自分自身が格好よく纏いたい!」

そんな私自身の強い想いから、大人の男性が日常で粋に着こなせるよう、あえてモノトーン一色で表現したのが、この沖縄版浴衣「琉球鯔背(りゅうきゅういなせ)」です。

誰かの真似ではなく、自分らしさと自分の信念を大切にするあなたにこそ、お召しいただきたい一着です。

注文を一切受けない。貧しくとも「自分の意志」を貫いた60年

なぜ、紅型職人・金城昌太郎はこれほどまでに高く評価されるのか。
それは、彼が60年以上「お客様からの注文を一切受けない」というスタイルを貫いてきたからです。

「注文が増えれば、お客様の意向を無視できなくなり、自分の追い求める美学が薄れてしまう」

売れるものを作るのではなく、自分が美しいと信じた作品だけを作り続ける。
「貧しくても良いから、自分の信じた意志を貫こう」という険しい道を選び、伝統工芸(琉球紅型)と真っ直ぐに向き合い続けた結果、沖縄県指定無形文化財の認定を受けました。

その妥協なき情熱と生き様から生み出された作品は、見る者の心を揺さぶる圧倒的な存在感を放ちます。

柄に秘められたエピソード:「月を描かない」職人の真骨頂

今回の浴衣に使用している柄は、沖縄の初夏の夜にだけ咲く幻の花「さわふじ(通称:サガリバナ)」です。

夜に咲く花を描いたこの図案(柄)を、もう一度よく見てみてください。

——お気づきでしょうか。実は、どこにも「月」が描かれていません。

不思議に思い父に尋ねたところ、笑いながらこう答えました。

「ほら、今、綺麗な満月を想像したでしょ?
私の柄を見て、綺麗な満月を想像した。それで良いんだよ。
だって、自分が想像する満月が、一番綺麗だからね」

見る人の想像力に委ねることで、初めて完成する美しさ。

これが、職人・金城昌太郎が生み出す「想像する楽しさ」です。袖を通すたびに、他にはない特別なストーリーと高揚感を与えてくれます。

Shoutarou Bingata NAHA 3つのこだわり

01 | 無形文化財職人の手仕事が生む「圧倒的な柄」

沖縄県内にわずか6名しかいない保持者のひとりである父の型紙を使用。誰かに語りたくなるほどのこだわりが詰まったデザインが、あなたの夏の装いをワンランク引き上げます。

02 | 柄そのものの美しさを堪能する「総柄」

琉球紅型の醍醐味である「総柄」を全面にあしらいました。部分使いに逃げず、生地全体に柄を広げることで、職人が一生をかけて辿り着いた美しさを存分に味わえます。

03 | 手仕事と実用性を両立した「手捺染」と「極上木綿」

完全に手作業で作ると1着100万円を超えてしまう紅型を、「多くの方に日常で纏ってほしい」という想いから、職人が1枚ずつ手作業で染め上げる「手捺染(てなっせん)」という技法を採用。

肌触りの良い上質な木綿(コットン)生地を使用し、機械生産にはない温かみと深みを感じられる、5万円台という手の届く価格でのご提供を実現しました。

ブランドに込めた想い

父のように「自分の美学」を貫き通す男でありたい。

はじめまして。
Shoutarou Bingata NAHA 代表の金城昌之(きんじょうまさゆき)です。

物心ついた頃から白い画用紙に絵を描かされていた私は、紅型職人である父が何よりも大切にしていた「絵を描くこと」が、かつては大嫌いでした。

そんな私の転機は20代後半、世界中を旅していた時に出会った青年実業家の一言でした。
「沖縄には世界に誇れる工芸がある。金城君もそう思わないかい?」

30歳を目前にして、初めて父の仕事に興味を持ちました。しかし、弟子の志願はあっけなく断られます。諦めきれず伝統工芸に関わる仕事を転々とする中で、私は父・金城昌太郎の「異質なまでの情熱」を耳にするようになりました。

父は60年以上もの間、問屋や小売店からの注文を一切受けず、自ら沖縄の自然をスケッチし、自分が本当に創りたい作品だけを創作してきました。そして気に入ってくださった方にだけ手渡す——売上や効率ではなく、自らの美学だけを信じて歩んできた職人です。

その凄みを思い知らされたのが、父の着物を目にした時でした。

紅型の復興を支えた名工たちの作品が並ぶ中で、父の作品はひと際異彩を放っていました。「この人は本当に、己の美学を貫き通して生きてきたんだ」。その圧倒的な存在感に、胸が熱くなりました。

効率や流行を追う生き方ではないかもしれない。
けれど、自分のこだわりを泥臭く貫き、自分らしく生きる男の姿は、何よりも格好いい。私は父の背中からそれを学びました。

「Shoutarou Bingata NAHA」は、琉球紅型の象徴である「鮮やかな色彩」を、あえてモノトーン一色に削ぎ落としたブランドです。

なぜ、色を消したのか。

それは、父が専属の型彫り師として研ぎ澄ませてきた「図案(型の線)の圧倒的な美しさ」そのものを証明したかったからです。色という装飾を捨て去ることで、誤魔化しのきかない職人の魂が浮かび上がります。

この浴衣は、ただの衣類ではありません。
妥協せず、己の信念とこだわりを持って戦い続ける大人のための「纏う意思」です。

この柄の深み、そして一筋の線に込めた美学に共鳴していただける方に、ぜひ袖を通していただきたいと思っています。

商品詳細・ご購入はこちら

届いてすぐにお召しいただける「仕立て上がり(プレタ)」でお届けいたします。
ご自身の体型に合わせてお仕立てしたい方向けに、「反物(たんもの)」でのご用意もございます。(※どちらも数量限定となります)

商品名: 沖縄版浴衣「琉球鯔背(りゅうきゅういなせ)」BLACK
素材: 木綿(綿100%)
仕様:お仕立て済(すぐにご着用いただけます)
サイズ展開:
【小さめ】裄:70cm・肩巾:35cm・袖巾:35cm・身丈:145cm・後巾:31cm・前巾:25cm(適応身長:165cmcm〜170cm)
【大きめ】裄:71cm・肩巾:36cm・袖巾:35cm・身丈:150cm・後巾:32cm・前巾:25cm(適応身長:170cm〜175cm)

▼【数量限定】反物(生地のみ)でのご購入はこちら