伝統工芸で見つける失われた想像力

2024/01/16

私は、父の生き様に憧れて
鮮やかさが特徴的な伝統工芸品を
あえて、モノトーン一色のアロハシャツで表現した
職人の息子です。

私は、職人である父が大切にしている
「絵を描く事が嫌い」になった為、職人になる事はできませんでしたが、
偶然、父が職人の後輩達に話をしている時に聞いた
「貧しくても良いから、自分の美学を貫こう!」
と言う生き様に感動し
父の柄を纏いたい!と思い、アロハシャツを制作しております。

最近はYoutubeで、成功者の日常や、旅行系の動画を見る事ができ、面白い情報が溢れています。しかし、この情報過多な時代において、私たちは、一つの大切なことを失いつつあります。それは、「想像性」です。

20代の頃、私は、年収1000万円を超える人達って、どのような生活を送っているのか、常に想像してました。

豪華にタワーマンション、ハイブランドに身を包み、高級レストランでのディナーに、スーパーカー。

しかし,実際に出会ったトップセールスマンの方々は、各駅停車の駅から徒歩10分の場所に住んでいたり、好きな食べ物は、吉野家など、意外な程、質素な生活をしていました。

これは、私にとっては想像を超える大きな衝撃であり、理想と現実のギャップを痛感した瞬間でした。

今は、Youtubeなど、SNSのメディアを通して、私たちが想像している「夢の生活」をリアルタイムで配信してる方も増えております。しかし、その結果、自分自身で想像する楽しみを失ってしまったのではないでしょうか?

そんな時代だからこそ、あるモノに目を向けて頂きたいです。

それは、「伝統工芸」です。

伝統工芸は、私たちが忘れかけている「想像する喜び」を思い出させてくれる貴重な存在の一つになっていると私は考えます。

たとえば、琉球紅型。

琉球王朝時代から、400年以上続く、沖縄独特の染物には、作り手と受け継がれてきた物語が込められています。天然染料を使って、布に染めていく。このシンプルな作業の中には、無限の想像性が広がっています。

作品を見る時、美しさを感じるだけでなく、この作品には、どのような想いが込められているかを相談する事ができます。それこそが、伝統工芸の醍醐味です。

情報過多のデジタル時代に、このようなアナログ体験は、私たちに新たな喜びと発見を与えてくれます。

だからこそ、私は、この記事を読んで頂いているあなたに、伝統工芸に触れて欲しいです!手仕事の温もりを感じ、作り手の想いを想像し、自分自身のストーリーと繋げてみてくださいね♪

伝統工芸は、単なる過去の遺産ではありません。
私達の想像力を刺激し、新しい価値を生み出す源です。

きっと、忘れかけていた「想像する楽しみ」を思い出す事ができますよ♪

あなたは、どのようなモノに想像する喜びを感じますか?
ぜひ、#想像する喜び で教えてくださいね♪

#想像する喜び で投稿して頂けたら
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